■シルエット
英国・イタリアの両スタイルの特徴はウエスト絞りが強めであることでしたがアメリカントラッドではウエストの絞りを作るダーツを入れないものが多く、ボックス型のシルエットが特徴です。
■特徴
着る人を選ばず万人にあうサイズ感や機能性を重視したスポーティなスタイルです。
■ディテール
◇ 肩のショルダーラインで比較すると英国調スーツはカチッとしたコンケープド風デザイン。
一方イタリアンスタイルではパッドを入れない仕立てなど軽いデザインが多い中、アメリカントラッドではナチュラルショルダーといって、肩があまり怒らない(上がっていない)デザインが多いのが特徴です。
◇背中の中央のベントの縫い止まり部分に補強用にミシンステッチが施されるフックベントは、機能と利便性を追求したアメリカらしいのディテールの一つです。