鏡に映るスーツ姿のそのスーツをよーく(穴が開くほど)見入るお客様が数人いらっしゃいます。
たぶん
スーツスタイルが起用される雑誌テレビメディアなどでしわ一つ無いイメージが焼き付いていらっしゃる方々が、そうでらっしゃると思っています。
鋼鉄で鋼のような表面で、布が一切よれていない感じ。
布で実際にできるのか?
90%以上不可能です。
なぜなら服の型紙と縫製でカチカチにかたどって、仕立てたところで中身の身体は刻々と変化しているからです。
素材は重力に従う布です。張りを持たせる工夫はもちろん施しますが、
うまくいくケースは奇跡に近いと思います。
ただ、テーラーもお客様もその奇跡にロマンを見出し足しげく通われているお客様がいることは事実です。
もう、やるしかないで。
おっかけるしかない。正解もとめて。